招き猫の意味について
右手と左手のご利益の違いについて
招き猫には「右手を上げているもの」と「左手を上げているもの」がいます。
「右手を上げている招き猫は、金運を呼ぶご利益がある」
「左手を上げている招き猫は、お客様を招くご利益がある」
と、いわれています。
ですので、左手を上げている招き猫は、お客様にたくさん来てほしいお店に向いています。
また、右手を上げている招き猫は、個人の方で金運をアップさせたい方はもちろんですが、金運をアップさせて商売や事業を繁栄させたいという方におすすめです。
お店での置き方について
右手上げの招き猫と、左手上げの招き猫の二匹を、並べてペアで飾ることもよくありますが、その場合は手が外側にくるように飾ってください。
その他、
「右手を上げている招き猫は昼のお客を招く」
「左手を上げている招き猫は夜のお客を招く」
ともいわれ、夕方になるとお店に飾る招き猫を、飾り変えるところもあります。
両手を上げた置物のご利益について
右手と左手、左右両方の手を上げた招き猫は、「金運」と「お客様」の両方を招いてくれるといわれています。
ただし、両手を上げている姿が「お手上げ」に通じるということから、嫌う方もいらっしゃいます。
色ごとのご利益について
招き猫の色は一般的には三毛猫ですが、近年では様々な色のものがあり、色ごとに意味が異なります。
白色:運気上昇
金色:金運上昇
青色:交通安全
ピンク色:恋愛成就
黒色:魔除け・厄除け
赤色:病除け
小判のご利益について
招き猫ががっつり掴んだ大きな小判。これはいわゆる「常滑系」と呼ばれる招き猫の特徴の一つです。
小判の金額も、物価上昇に伴って、値上がりしてきています。もっとも控えめなのは「千両」です。昔は千両役者、千両箱などの言葉通り、大変な価値があったはずなのですが、「万両」「百万両」と続き、現在は「千万両」が主流となっています。
なお、昔の金塊や小判などのお金の形は、「財運を招く効果」があると言われています。
金運をアップさせる置き方について
右手を上げている招き猫は、金運をアップさせるといわれておりますが、金運をアップさせたいときには「財方位」に飾るのがおすすめです。
「財方位」とは、家の玄関によって決まる、「金運を招く方位のこと」です。
☆「財方位」の調べ方
「財方位」は家の玄関(部屋のドアでも可)がどの方位にあるかで異なりますので、下記をご参照いただき、それぞれの住居の財方位を確認してください。
玄関が北向きの家・・東、西南
玄関が東向きの家・・西南、北
玄関が西向きの家・・北、東南
玄関が南向きの家・・東南
玄関が東北向きの家・・東南
玄関が西北向きの家・・東、南
玄関が東南向きの家・・西南、東
玄関が西南向きの家・・西
商売を繁盛させる置き方について
左手を上げている招き猫は、商売を繁盛させるといわれておりますが、商売繁盛を願う方におすすめな方位は、業種によって異なります。
下記を参考にし、自分の仕事にあった方位を選び、左手上げの招き猫を飾る際の参考にして下さい。
☆業種別のおすすめ方位
東:電力関係、電気関係、音楽関係、ラジオ・テレビ関係、造園、の方角
東南:製糸業、紡績業、木材業、商社、通信販売関係、営業関係、の方角
南:証券関係、出版関係、美容関係、芸能関係、化粧品業、の方角
西南:不動産関係、農業、リサイクル関係、骨董屋、雑貨屋、の方角
西:金融関係、食品関係、飲食店、質屋、ブライダル関係、の方角
西北:自動車関係、航空機関係、貴金属業、機械業、生命保険関係、の方角
北:水商売、クリーニング業、塗料業、酒屋、銭湯、魚屋、の方角
東北:建築業、旅館、ホテル関係、インテリア関係、金融関係、の方角
「風水開運大事典」より