招き猫のご利益について
招き猫のご利益の期間について
招き猫のご利益の期間についてですが、明確な期間というものはありませんし、交換するタイミングも決まっていません。
ただ、「割れてしまった招き猫」を交換するのはもちろんですが、
「古くなって汚れてきた招き猫」は、運気も弱まってくるので、その労をねぎらってあげたうえで、「新しくきれいな招き猫を飾り、改めて招福祈願をするのがよい」とされています。
しかしながら、お店の店頭に飾られている招き猫をみると、紫外線にさらされ、色がくすんでしまった状態のものをよく見かけます。
招き猫の色彩もいきなりくすんでしまうのではなく、毎日少しずつ薄くなっていきますので、毎日見ていてもお店の人間は意外と気付かないのだと思います。
ちなみにですが、日本の代表的な縁起物である「だるま」や「熊手」は、願い事が叶っていなくても、年末や年度末には古いものは供養し、新しいものを買い求めるという風習を続けてきました。
これは、年末や年度末に、区切りとして一年間を振り返り、目標通りにできたかどうかを反省し、「新たな年はどうしていこうかということを考えて実行するきっかけ作りにもなる」からです。
「壊れているわけでもないし、まだまだ綺麗だから交換するのは勿体無い」
「新しく買い替えるとなるとお金も余計にかかる」
という気持ちもわかりますが、個人のお家で使うのならともかく、
「お店など商売処に飾って使用する場合は、年末や年度末ごとに、新しくお買い求めになることをおすすめ」いたします。
そして、「新しい招き猫に新しい願いを込め、お店に飾っていただければ」と思います。
豪徳寺の招き猫のご利益について
豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」と称し、招猫観音(招福観世音菩薩、招福猫児はその眷属)を祀る「招猫殿」を置いています。
「招猫殿」の横には、願が成就したお礼として、数多くの招福猫児が奉納されています。
ちなみに、招福猫児は右手を上げており、小判などを持たない素朴な白い招き猫です。
今戸神社の招き猫のご利益について
「招き猫の発祥の地」と「縁結びパワースポット」とを結びつけ、
「今戸神社の招き猫は縁結びのご利益がある」とされています。
右手と左手のご利益の違いについて
招き猫には「右手を上げているもの」と「左手を上げているもの」がいます。
「右手を上げている招き猫は、金運を呼ぶご利益がある」
「左手を上げている招き猫は、お客様を招くご利益がある」
と、いわれていますので、
「金運をアップさせたい」と願う方には「右手を上げた招き猫」がおすすめです。
「お客様にたくさん来てほしい」と願う方には「左手を上げた招き猫」がおすすめです。
金運アップのご利益をさらにアップさせる置き場所について
右手を上げている招き猫は、金運をアップさせるといわれておりますが、金運をアップさせたいときには「財方位」に飾るのがおすすめです。
「財方位」とは、家の玄関によって決まる、「金運を招く方位のこと」です。
☆「財方位」の調べ方
「財方位」は家の玄関(部屋のドアでも可)がどの方位にあるかで異なりますので、下記をご参照いただき、それぞれの住居の財方位を確認してください。
玄関が北向きの家・・東、西南
玄関が東向きの家・・西南、北
玄関が西向きの家・・北、東南
玄関が南向きの家・・東南
玄関が東北向きの家・・東南
玄関が西北向きの家・・東、南
玄関が東南向きの家・・西南、東
玄関が西南向きの家・・西
商売繁盛のご利益をさらにアップさせる置き場所について
商売繁盛や事業繁栄を願う方におすすめな方位は、業種によって異なります。
下記を参考にし、自分の仕事にあった方位を選び、商売繁盛に関するインテリアや置物を飾る場所の参考にして下さい。
☆業種別のおすすめ方位
東:電力関係、電気関係、音楽関係、ラジオ・テレビ関係、造園、の方角
東南:製糸業、紡績業、木材業、商社、通信販売関係、営業関係、の方角
南:証券関係、出版関係、美容関係、芸能関係、化粧品業、の方角
西南:不動産関係、農業、リサイクル関係、骨董屋、雑貨屋、の方角
西:金融関係、食品関係、飲食店、質屋、ブライダル関係、の方角
西北:自動車関係、航空機関係、貴金属業、機械業、生命保険関係、の方角
北:水商売、クリーニング業、塗料業、酒屋、銭湯、魚屋、の方角
東北:建築業、旅館、ホテル関係、インテリア関係、金融関係、の方角
両手を上げた招き猫のご利益について
右手と左手、左右両方の手を上げた招き猫は、
『「金運」と「お客様」の両方を招いてくれる』といわれています。
ただし、両手を上げている姿が「お手上げ」に通じるということから、嫌う方もいらっしゃいます。
小判の意味とご利益について
招き猫ががっつり掴んだ大きな小判。これはいわゆる「常滑系」と呼ばれる招き猫の特徴の一つです。
小判の金額も、物価上昇に伴って、値上がりしてきています。もっとも控えめなのは「千両」です。昔は千両役者、千両箱などの言葉通り、大変な価値があったはずなのですが、「万両」「百万両」と続き、現在は「千万両」が主流となっています。
なお、昔の金塊や小判などのお金の形は、「財運を招く効果がある」と言われています。
「風水開運大事典」より